様々な要素をミックスした虹色の音楽
- アーティスト: school food punishment
- 出版社/メーカー: ERJ
- 発売日: 2010/04/14
- メディア: CD
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school food punishmentはVo.内村友美を中心とした4人組女性ボーカルバンド。
敢えてジャンルでくくるなら、エレクトロ・ロックとくくれるがschool〜の音楽はそうはくくる必要はない。
その理由はエレクトロ、プログレなどを内に消化し、電子音とバンドサウンドが混ざり合う独自の音楽を形成している点にある。
かつてこのバンドの曲をはじめて聴いたときのわたしの印象は「虹」。
透明度の高いボーカルも特徴のひとつで、とにかくバラバラな筈の要素が不思議と見事に混ざり合っている。
メジャー1stアルバムの今作は、シングル曲6曲を含む全13曲。
オススメは2,3,4,6,10,13.
ほとんどシングル曲だけど。
唯一のアルバム曲、2.はイメージとしては宇宙や深海といった深く暗いところを感じさせるようなナンバー。(歌詞をみると深海が正解のようだが)
このアルバムの前にインディーズ時代のアルバムを1枚聴いたが、そのころのクオリティがこのキラキラしたナンバーに踏襲されている。
彼らはフジテレビのアニメ枠「ノイタミナ」で放送された『東のエデン』と劇場版『東のエデン』で主題歌をつとめ、注目を集めた。
4,6,7,10はその主題歌だ。
どれもアニメの世界観とマッチしつつ、school〜自身のスタイルを崩していない素晴らしい曲。歌詞も秀逸。
4.はミディアムテンポ、そしてひたすらにキャッチーなサビが目を、いや「耳」をひく。
6.は一転して凄まじいスピード。
生き急ぐようなテンポに、こちらも走り出してしまいそうになる。
ランニングとかに適しているかも?
アルバムの最後に13.のような曲が残っているのも心強い。
4.と同様にキャッチーな側面を持つ。
だが4.が『東のエデン』の世界観にあわせて緊張感と真剣さを持っているのに対して、より爽やかさとポップさが強調されている。
おもわず踊りだしたくなるようなダンスチューンに仕上がっている。
最後にこれがあることで、もう一度school〜の楽曲に触れたくなるのだろう。
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1. signal
2. goodblue
3. butterfly swimmer
4. future nova -album edit-
5. 電車、滑り落ちる、ヘッドフォン
6. light prayer
7. after laughter
8. 04:59
9. 駆け抜ける
10. futuristic imagination -album version-
11. line
12. パーセンテージ
13. sea-through communication