インディジョーンズ クリスタル・スカルの王国

インディ・ジョーンズが帰ってきた!

1957年、ネバダ州。軍の実験用基地にやってきたのは、一見すると米軍だが、実はそれを装ったソ連軍だった。ソ連軍は拉致した男を下ろす。その男は考古学者インディ・ジョーンズ(ハリソンフォード)。

宇宙の神秘の力を解き明かす秘宝として言い伝えられているクリスタル・スカル。
それを狙うソ連軍の女諜報部員スパルコ(ケイト・ブランシェット)に拉致されたインディだったが、間一髪その場を逃れる。

しかし、事件後にFBIからマークされ、職も解かれてしまう。そこで彼が知り合ったのは、反抗的な若者のマット(シャイア・ラブーフ)だった。彼は、母とインディの友人であるオクスリー教授(ジョン・ハート)を救うため、インディを探していた。

そして再び冒険の幕が上がる…

観賞日

2008年7月

【63点】





インディ・ジョーンズシリーズ、20年ぶりの第四弾。
究極のお遊び再び。といった様相。






スピルバーグ×ルーカス×ハリソン・フォード
こんな豪華な布陣があっていいのかというくらい豪華な布陣。

例えて言えば、バカみたいな強さの頃のバルセロナロナウジーニョ×メッシ×エトーみたいなもん。










というわけでどうしようもなく高いハードルが出来てしまった本作なわけだが、
そのせいで落胆度合いが大きい作品だった。

いや、悪いわけじゃないんだよ。でもなんか足りない。


普通に普通のアクションモノとしてみれば大作ですよ、もちろん。
中盤は往年のインディを思わせるところもあり、かなり面白いです。

でもこちとらインディジョーンズやバックトゥザフューチャー、スターウォーズで幼稚園・小学校低学年時代をワクワクして過ごした人間にとっては、もちろん今回もワクワクドキドキの最高なものじゃないといかんわけでございますよ。








突っ込みどころは相変わらず満載だし。(それは前々からそう)

でも昔のシリーズはここまでぶっ飛んだ内容ではなかった気もするし。

20年ぶりということでふざけすぎたのかな?かな?

アクションもぶっとんでるし。多分観たらけっこう苦笑します。
いや、スベってるのも面白いけど(笑)

まあファンにとっても、インディの新作をみるちうのは旧友に会うかのような気分なわけで。インディ姿のハリソンフォードを再び観れるだけでもそうとう嬉しかったのは事実。











個人的に観ていて思ったのは、バックの建物・遺跡などのリアルさ。



そのへんのこだわりはさすがスピルバーグ、ルーカスの二大巨匠ですね。
CG等の助けもあって、完璧な世界観が構築されてる。

この映画のフィールドをゲーム上で再現して、自由に動けたらすごく面白いだろうなーと思った2008年の俺がいた。

また、ディズニーシーに行ったことがある人なら、こんな感じだった!とと思うような遺跡の感じがたまりません。この映画を観た後にディズニーシーに行くと、さらに楽しめることうけあいです。






やはり、ストーリーがあまりにもわかりやすぎたのがダメだったのか。
たいしたどんでん返しもないし。

というかインディ・ジョーンズシリーズでは手を出してほしくないところに手を出したのがダメだった。それもこれもCGの弊害か…
その方向性にいっちゃいかんだろうと。正直あきれました。

CGがなかったからこそ、いままでのシリーズが良い味を出していたのだと再認識しました。