超・個人的 2014年 ベストアルバム12選+α

2014年ベストアルバム12選(基本的に順不同)+α


<+α枠>
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・「Fantastic Magic」TK from 凛として時雨

・「グッドナイト」森は生きている

・「踊ってばかりの国踊ってばかりの国

・「Can't Be Forever Young」Gotch

・「Electroglam」Vinyl Theatre

・「さえずりの夢、彩とり鳥のセカイ」米澤円

・「Hail Against The Barn Door」古川本舗

・「二十九歳」Base Ball Bear

・「と」livetune

・「Hurt」syrup16g
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<ベストアルバム12選>
「夕日信仰ヒガシズム」amazarashi

夕日信仰ヒガシズム(初回生産限定盤)(DVD付)

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2014ベスト。絶望に塗れていた色が「あんたへ」から少しずつ解れはじめ、今作は力強くよりバンド色を強く出し、絶望と希望がサウンド的にも良いバランスで混じり合った傑作となった。亡き友への楽曲「ひろ」。力強いバンドサウンド「もう一度」「後期衝動」。個人的には歌詞に完全に自己投影をしてしまう「雨男」。どれもこれも泣ける名曲揃い。



「YANKEE」米津玄師

YANKEE (初回限定盤)(映像盤)(DVD付)

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こちらも2014ベストのひとつ。前作「diorama」にあった強烈な個性=世界観はそのままで、よりポップになり、人間らしい有機的なサウンドとなった。デジタルと生の感触の端境で揺れる、何とも言えないバランス感が心地よい。「アイネクライネ」「サンタマリア」の様な曲が出来るとは「diorama」時点では想像もつかなかったが、もはや全方位へ届きうる可能性を秘めている。



・「WALL」fox capture plan

WALL

WALL

ジャズロックトリオの最新作。これまでよりもダンスロック色が強くなり、直感的にビビっときやすいアルバムに。インストはちょっとという人でもゲームのアツいBGMなどが好みであれば、グッとくると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=KFstP0C9sVk



・「ポリオミノやなぎなぎ

前作「エウアル」に引き続き快作となった。今作はシングルは弱めかなと感じていたが、アルバム曲のバリエーションの豊かさと邦楽ポップ「らしさ」にやられた!正直、このアルバムはアニメ関連全く関係なく、ポップ好きの方に聴いてほしい!
https://www.youtube.com/watch?v=8kDq1qkemiI



・「Dance In The Clear3」ill hiss clover

Dance in the clover 3

Dance in the clover 3

個人的に最優秀新人。(3rdミニアルバムなので厳密には違うかもしれないが)
the band apart、初期のUNCHAINを思わせるカッティングのサウンドに、エレクトロが融合し、ダンサブルな音を展開する。とにかく耳なじみの良さが魅力。
https://www.youtube.com/watch?v=c57BRGiWdXg



・「猛烈リトミック赤い公園

猛烈リトミック(初回限定盤)(DVD付)

猛烈リトミック(初回限定盤)(DVD付)

1曲目「NOW ON AIR」からブッ飛ばされる。SMAP「Joy!!」への提供以降とどまるところを知らない勢いがそのままパッケージ化された印象。ミニアルバム「透明なのか黒なのか」の衝撃から早2年が経過し、その深化を感じさせる1枚。



・「25」花澤香菜

25(初回生産限定盤)

25(初回生産限定盤)

作詞家岩里祐穂をチームに迎え、さらに「clarie」に引き続きの作曲家に加えBase Ball Bear小出祐介を加えてなんと全25曲。ほぼ短い曲が無いにも関わらず、クオリティを落とさず、本人の歌唱のバリエーションも広がったことで確実に前作を超えていっている。



・「一つになれないのなら、せめて二つだけでいよう」クリープハイプ

レーベル移籍騒動は記憶に新しいが、彼らはそんな中だからこそ、彼らに起こった様々な出来事に対する感情をぶつけた作品を作り上げた。昨年ライブを観たときまるでアイドルのようにキャーキャーと歓声が上がっていたが、尾崎世界観の中にあるものは揺らいではおらず、むしろ沸々と湧き上がるものが有り余っているかのよう。



・「恋する団地」ayuO tokiO

恋する団地

恋する団地

最優秀新人その2。近年のインディーズシーンでのシティポップ復権の中でも、今作は抜きんでている印象だ。温かい木漏れ日に包まれているかのような感触は、昨年の森は生きていると同様のもの。
https://www.youtube.com/watch?v=SF5heB0Rczo



・「Catcher In The SpyUNISON SQUARE GARDEN

5thアルバム。個人的には1stの手触りに近いところがありつつも、最近の楽曲提供などで田淵智久が得てきたポップネスを楽曲にそこらかしこに散りばめたという印象。だから「CIDER ROAD」よりもロックバンドらしさが増したのだろう。初回盤特典のライブ音源が最高です。



・「魅力がすごいよ」ゲスの極み乙女

スマスマにも出演し、大活躍のゲス極。待望のメジャー1stフルアルバムはついに「ゲスの極み乙女」というジャンルに達したという証明だ。アルバム前半の勢いは、これまであったものをそのまま滑り込ませたという印象だが、だからこそ地に足を付けた後半が光った。気が早いが、2ndでどうアプローチするのかが期待大。indigo la Endもどんどん伸びているのでそちらも楽しみ。



・「Goldrushed」The Royal Concept

Goldrushed

Goldrushed

今年はなかなか視聴していても個人的にピンとくる洋楽が無かった中、唯一といって言いストライク作。特にEPの時点からガツンと来ていた「On a way」(https://www.youtube.com/watch?v=nWyhUoxAbYI)などとにかくリア充ダンサブル。かといって大衆向けになりすぎるわけではなくインディーロックのテイストも残しているのが良いのかも知れない。