2016年ベストアルバム13選+α
<+α枠>
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・「COLD DISC」ストレイテナー
・「醒めない」スピッツ
・「thirsty」おいしくるメロンパン
・「I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful Yet So Unaware of It」THE 1975
・「Teens of Denial」Car Seat Headrest
・「Blossoms」Blossoms
・「かたちのおわり/かたちをかえて」水槽のクジラ
・「Hands Of Gravity」the HIATUS
・「all time Lovin'」豊崎愛生
・「シング・ストリート 未来へのうた」 OST
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<ベストアルバム12選>
・人間開花/RADWIMPS
「2人」の世界が描かれたナンバリングタイトル、「人間」の深層の部分といったダークな部分も描いてきた彼ら。そして今作はこれまでの事を踏まえつつ、まるで原点に戻ったかのようなサウンドと歌詞世界観となった。
まさしく今作は、彼らの新たなデビュー作だ。
・EXIST!/[Alexandros]
ドラマ・映画・ゲーム・車/衣料品のCMといったタイアップの多様性も彼ららしさだろう。王者としての風格を感じさせるような王道さが◎。
・Dr.Izzy/UNISON SQUARE GARDEN
「CIDER ROAD」のポップと「Catcher In The Spy」のロックが混じりあっって変化球となったようなアルバム。このくせ者加減が相変わらずたまらない。これだからこのバンドにまだまだ付いていこうと思わせられる。
・アンサーパレード/sumika
2013年から活動し、体調不良からの復帰後の初作品が2016年となったsumika。正直これまでの作品は聴いておらず、本当にふとしたきっかけで聴いたが、音楽的な遊び方が面白い。口ずさめるほどわかりやすいポップスなのにトリッキー。
よく比較されることだが、星野源と声質やポップセンスが似ている。そして確信犯的なキラーチューンを送り出している点もそっくりだ。ここからどうsumikaがsumikaもっとらしさを出していくのが楽しみで仕方がない。
・BASHIN TECHNO/岡崎体育
最優秀新人2。いわゆるミュージックビデオあるあるを楽曲とした「MUSIC VIDEO」(youtubeでとんでもなくバズッたとのこと)や、ただ曲を説明する"だけ"の「EXPLAIN」など、人を食ったかのようなパフォーマンスと楽曲で魅了する岡崎体育のデビュー作。
超トリックスターのようでそれだけが面白い部分なのかと思っていたが、直近のアニメ「船を編む」タイアップとなった「潮風」は、歌詞のハマり具合などまさにタイアップとしてグッとハマるもの。ただのネタ曲ばかりじゃないこの男、まだまだ分からない。
・daydream/Aimer daydream(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付)
ワンオク、RADWIMPS、androp、凛として時雨、スキマスイッチのメンバーたちといった超豪華な楽曲提供陣をもってしても、これは「Aimerのアルバム」だ、として成り立たせてしまうそのボーカルには最早驚嘆です。
前作の夜明け-「DAWN」から白昼夢-「daydream」へと移行する中で、最もポップなアルバムとなったということが特徴的。様々な提供があったことで開かれた、新たなAimerの魅力に気づかされる。
・ヤバイTシャツ屋さん/We love Tank^top We love Tank-top (初回限定盤)(DVD付)
岡崎体育よりエッジの効いた、反骨精神あふれる、というかふざけたものがお好みなら
ヤバイTシャツ屋さんがオススメだ。
ヴィレヴァンやタワレコで売られていた限定シングルの時期から注目したのだが、細かいところにも遊び心があって色々と重箱の隅のつつきがいがある。
特典に付いてくるライブ映像は、爆笑&ノレること必死の素晴らしい映像でした。とにかく生でライブを観てみたいバンド。
・Q-MHz/Q-MHz
畑亜貴・田代智一・黒須克彦・田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)からなるプロデュースユニット、Q-MHz。注目の1stアルバムは、小松未可子、東山奈央、南條愛乃の3人の声優と、LiSA、鈴木このみの2人のシンガーを迎えての作品。
贅沢なおもちゃ箱のように楽曲が飛び出してくる。さながらベストアルバム。大人声と子供声(例えればデレマス川島瑞樹とニセコイ桐崎千棘)で東山奈央が歌う「I, my, me, our Mulberry」や、南條愛乃がボーカルの民族的なイントロからデジタルへと移行する「La fiesta? fiesta!」など、歌い手を存分に生かした楽曲陣はやはり秀逸。
・Sea and The Darkness/Galileo Galilei Sea and The Darkness(初回生産限定盤)(DVD付)
Galileo Galilei、ラストのオリジナルアルバムは圧倒的な孤独、ダークさを持った作品。
2ndフルアルバム「PORTAL」から大きく方向性を変え、英インディー路線的なサウンドとなった彼ら。POPとインディーの間で揺れているようにも見えた最後の答えは、孤独だった。
事実上アルバムラスト曲、「Sea and The Darkness」(Totally Black)が全てを象徴しているかのようだ。だからからこそ「ハイキュー」のタイアップ曲「クライマー」はボーナストラックなのだろう。
・Everything You've Come To Expect/The Last Shadow Puppets Everything You've Come To Expect
アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーと元ラスカルズのマイルズ・ケインによるプロジェクト、The Last Shadow Puppets。なんと8年ぶりのアルバム。
このプロジェクトであることの意義は、ロックと言うよりもポップであることなのかもしれない。リッチだけどダークな心地よさは、今年随一でした。
・Revolution Radio/Green Day
いわずとしれたパンクバンド、グリーンデイの4年ぶりの新作。
依存症による長期の休養からの復帰作という事だけあり、前回満ちていた抜け感というよりもどこか切迫した部分を感じる。だからこそ、このアルバムが必要としたくなる信念を帯びているだと感じられるかもしれない。
とにかく泥臭いというか、熱量を持って闘うアルバム。
・A Moon Shaped Pool/Radiohead A Moon Shaped Pool[輸入盤CD](XLCD790)
各地で傑作とのレビューがあるのでとくに多くは語りませんが、個人的には「OK Computer」「KID A」以来刺さりました。今年は新しいアーティストが云々と言うよりも、既存のアーティストが新しいステップを踏み出した、という印象が強い1年でした。特に洋楽。
・Bastille/Wild World
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