さよならビークル、そしてありがとう。
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS(SME)(D)
- 発売日: 2010/08/04
- メディア: DVD
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今作はビークルのラストDVDシングル。
BEAT CRUSADERSは今話題のバンド映画BECKのアニメ版で主題歌などをつとめた。
自分がこのバンドを知ったのはそのときからだが、このバンドについてより深く知った時ある意味衝撃を覚えた。
ライブのときはお面をかぶっているバンド。
そしてライブのときは男女関係なく「オマ○コ」と叫ばせるバンド。
だが、その奏でるメロディは時に激しく、時に切ない。
洋楽を基礎としながらも、何か洋楽とは違った要素を兼ね備える不思議なバンドだった。
そんな人気バンドも
今年6月6日6時6分6秒というなんとも凄まじい不吉な時間帯に「散開」を発表した。
自分はまだまだ毎年新たな楽曲を聴かせてくれると思っていたのでかなりのショックだった。志村のフジファブリックが聴けなくなるのと同様のものだった。
今作に話を移そう。
メロディは今までに無く切ない。
イントロ部からいきなりクライマックスかのようなテンションで進む。
といっても決して速いわけでもない、ミディアムなテンポで聴く側を楽しませ、これで終わりかという寂しさもあたえる。
つまりは計算しつくされたような曲。
PVでは彼らが手を振る部分があるが、それを見るとよりいっそう「終わり」を感じてしまう。
歌詞はいつも通り恋の歌であるが、自分勝手な解釈をすると<And I want her need her>
<Love her more than now > <That's all I've got The Situation>というサビ部分は彼らの音楽、ロックに対する愛そのものではないかとも読み取れる。
自分達の現在のシチュエーションは、バンドの解散という状況だけれどもロックの女神に対する愛情は前以上だという意思表示なのかもしれない。
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