VICES & VIRTUES/Panic! At The Disco

美しさと怪しさの両面に酔う

VICES & VIRTUES

VICES & VIRTUES





パニック・アット・ザ・ディスコ(Panic! at the Disco) は、
2003年に結成されたアメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス近郊のサマーリン出身4人組によるポップ・パンク・バンドで、現在は2人組となっている。愛称はP!ATD。

1stアルバムは200万枚を売り上げ、2ndアルバムも米国、英国チャートで上位にランクインしている。

そして今回が3rdアルバム。






っていうバンドなんだが、洋楽に疎いっていうのもありぜんぜん知らんかった…
というわけで今回のレビューは今までの彼らの流れを踏まえたものではなく、このアルバムにのみフォーカスしたものです。
























今回のアルバムは、Strokesの視聴目当てで行った時に偶然店内でかかっててパッと直感で購入したものです。



怪しさと力強さを持った音楽に一瞬で惚れこんだ訳ですが、聴き込んでみるとこのアルバムの面白さがどんどんとわかってきました。






私がよく洋楽で感じる事は、1つのアルバムで似たようなテンポ・空気の曲が多く、退屈だと思ってしまう事。んで、すぐに飽きてしまう。
その点において、今作は全くその「私の洋楽あるある」にあてはまらなかった。

何だか洋楽よりも、雰囲気としては邦楽のノリに近いところがあるのかもしれない。全体的に聴きやすい。





全ての曲に違ったカラーがあり、ストリングスなどの通常のバンドサウンドとは違う音も多彩、聴き所にはこと欠かなかった。
パンクっぽいサウンドから、ダンサブルなナンバー、ストリングスを駆使したクラシカルなものなど正によりどりみどり?




























中でも
オススメの曲は、
1、2,3,4,6,9
だろう。

1〜4の流れは凄まじい。いや、全体を通してもかなり良い流れだ。











1.のオープニングナンバーからいきなりやってくれた。

これを聴けば、彼らの「音楽」が一発でわかるだろう。
アルバム全体を聴くと、これが挨拶代わりだったことがありありとわかる。

イントロから怪しさ全開で、そこから一気にパンクロックに突き上げる。
そのギャップにやられてしまう。




The Ballad Of Mona Lisa(PV)はコチラ↓

http://www.youtube.com/watch?v=z0ChcmyIcBk











2.「Let's Kill Tonight」は、
オープニングの曲よりも、電子要素が濃くなった印象だ。

だが、妖しさはそのままにしてあるので、クラシカルな魅力も失ってはいない。


<Kill Tonight>を繰り返すサビは非常にキャッチーで、頭の中で何度も再生されること間違いなし。



↓Let's Kill Tonightは下から
http://www.youtube.com/watch?v=_t0Rb-qvVmo















3.個人的に最高なのはこの曲。


初めて聴いたときは、「DOESかよ!?」と思った曲です(笑)

ダンサブルかつドラマティック。相反する二つの要素を兼ね備えた素晴らしい楽曲。



サビの「Hey! Hey!」という掛け声はDOESの楽曲でよくある掛け声とかなーり似ている。さらにこの曲独特のサビでハモルとこも爽快感を加速させる。





Hurricaneはコチラ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Dkdf6vxUjWY

























4.Memoriesは、突然爽やかロックになった印象。
こーいうイロモノじゃない正統派なものも出来るんだなぁと感心させられる。


Memoriesは下から
http://www.youtube.com/watch?v=lmNp09jdghg




6.こちらもかなりキレイな曲の印象が強い。一瞬だが、Wezzerも思わせる。かなり一瞬なのはw


Ready To Go (Get Me Out Of My Mind)↓
http://www.youtube.com/watch?v=0xDf-_8KvGM




9.で、童話ものや集落ものの映画ででてきそうな民謡っぽい歌が突然出てくる。レパートリー多すぎだろ。


Sarah smiles はコチラ
http://www.youtube.com/watch?v=uc_-kq4iL-I











これ、名盤じゃね!?




ーーーーーーーー

1. The Ballad Of Mona Lisa
2. Let's Kill Tonight

3. Hurricane

4. Memories

5. Trade Mistakes

6. Ready To Go (Get Me Out Of My Mind)
7. Always

8. The Calender

9. Sarah Smiles

10. Nearly Witches (Ever Since We Met…)