CREATURES/ストレイテナー

ストレイテナー4人体制での2枚目のアルバム。力強い「静」を突き詰めたような一枚。

CREATURES

CREATURES



Melodic Stormで初めて彼らを知ってからアルバムを毎回借りてはいたものの、毎回途中で飽きてしまっていた。今まで一番好きだった「Dear Deadman」にしても好きな5曲くらいを聴いていた。


今回はどうだろうか。














・・・全部おいしくいただける。

ダークな世界観は今までのテナーにもあったものだが、今回はその描き方が異なる。
様々な曲は起伏・個性・アレンジを強烈に持っていて、耳に残る。

オススメは2,3,6,7,12













ひたすらに切ない7.には聴いてるだけで涙が出そうになる。
それはシングルとして先行リリースされていた3,6も同様。
とくに6.は今までのテナーからは考えられない曲だった。2本のギターのアルペジオの緻密な絡みには息を呑む。冷静に淡々と、だが最後には情熱が顔を出す。いやはや凄まじい。

3.6ともに映画というフレーズが出てきてしまったのはご愛嬌といったところか。








2.は比較シンプルだが、力強さはアルバムでも屈指のものがある。


12.は今までのテナー。ここまでどうしたテナー!みたいな感想を抱いた人もこの曲で安心したに違いない。とにかく突っ走る。そしてその勢いのままアルバムは終わる。








次にくるのはどんな曲なのだろうか。この「瞬きをしない猫」の勢いから続くような曲なのだろうか?興味は尽きることは無い。



ーーーーー
1. OWL

2. MEMORIES

3. CLONE

4. Toneless Twilight

5. Sunny Suicide

6. Man-likeCreatures

7. Dark Blue Day

8. DONKEY BOOGIE DODO

9. クラムボン・インザエアー

10. Starless Coaster

11. Diamond Philips

12. 瞬きをしない猫