豪快・痛快なるデビュー作
コンプリケイション デュラララ!!盤(期間生産限定盤)(DVD付)
- アーティスト: ROOKiEZ is PUNK’D
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
- 発売日: 2010/06/02
- メディア: CD
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ROOKiEZ is PUNK'Dは、渋谷で活動をつづけるVo./Gt.のSHiNNOSUKE、Ba./Cho.の2RASH、Dr./Cho.のTSUYOSHiからなる雑食系男子(?)3人組。
(ドラムは最近脱退)
「渋谷系」というくくりからだろうか。
公式サイトのデザインもそういうイメージのものに仕上がっている。
あと、ディスコグラフィーの解説がやたら
☆とか!!マークが使われていたりして若干痛い。
まあそこはあんまり触れないことにして(笑)
今作コンプリケイションでアニメ「デュラララ!!」の2期主題歌OPに抜擢され、メジャーデビューを飾り、着うたランキングなどでも人気を博した。
一度聴けば分かる。コレは良い曲やと。
まず、一聴するとこの感じはFLOWに近いなーと感じた。
ラップ部分、そしてサビの部分の前の盛り上げ方、そしてガツンとしていて豪快なサビ。
で、歌っている内容も若者の持つ不安や苦悩を歌う点でFLOWに共通する。
更に言えば、こういったタイアップさせ方でこそ力を発揮するような点も同じかも。
ラップ部分から段々とサビに向かって力強さを増していく、という
盛り上げ方がアニメのOPに合っているし、内容もアニメに重なりやすい。
今作のタイアップ、「デュラララ!!」とも上手く噛み合っている。
2ndシングルは一転してノリノリのサマーチューンだったのだが、それが余り注目されなかった点も、FLOWがタイアップして無いと余り注目されないのと同じに見える。
FLOWもけっこうおちゃらけた曲やってたし。
聴けば聴くほど不思議な楽曲でもある。
ドラマチックなイントロのストリングス(多分)
ロックやパンクのようであるけれども、ドラマチックさが加わることでポップさも消化され、更には歌詞にサイゼとかでてきちゃうラップ。
「ROOKiEZ is PUNK'D」という音楽として、様々な音楽を吸収、そして吐き出しているようにみえる。
個人的には「ザ・今年の曲」のひとつだろうと思う。
アニソンであることも渋谷系であることも超えて、聴き込む事のできる名曲だから。