A winter fairy is melting snowman/木村カエラ

まだまだ止まりそうにない勢い

A winter fairy is melting a snowman

A winter fairy is melting a snowman


今年は、初頭のベストアルバム発表に続き、
驚きの結婚と妊娠発表。そして10月には出産。










そして早くも12月、シングルで木村カエラが帰ってきた。

その曲はこんな感じで
このCM曲はけっこう多くの人が聴いたことあるだろう。











表題曲『A winter fairy is melting snowman』は、

今年6月に着うたで大ヒットを記録した
Ring a Ding Dong』の流れを汲む作品だ。


前作『Ring a Ding Dong』はかなり異色の作品で、
大きく言えば今までの『Jasper』や『BANZAI』と同じデジタルロックに分類されるだろうが、実際のところ大きく異なっている。

かなりテクノよりというか。
さらに同じフレーズをひたすらにリフレイン(繰り返す)のも印象的。










で、今作もそのイメージが強い。

リフレインやデジタルロック。
A winter fairy is melting snowmanを早口言葉の如く、
マシンガンの如く、
連呼する。

連呼しすぎだろっって笑ってしまうくらい。


だが、なんと言っても今回の肝は、
出だしのいわゆる「クリスマスらしい」が出ているところ。
だが、その後があんまりクリスマスらしさが強くない気がする。


というかメロの部分が前作と変わらない感じで、
そんなに面白味が無かった。もっとクリスマスらしいアレンジに執着したら、かなーり濃ゆい作品になったんじゃないかと。

まあ嫌いじゃないけど。














しかし、だ。

今回のシングルは2曲目の『orange』が何気にヤバイ。
映画『チェブラーシカ』の主題歌らしいが、かなり良い。


自分が一番好きな
『Snowdome』や『magic music』、『you』時代の
往年の木村カエラが復活した。
という様相。



なんといってもギターの切ないメロディラインがとてつもなく心地よい。
過去の木村カエラのミディアムテンポロックな作品が好きな方なら是非聴いてほしいナンバーだ。ていうか表題曲よりこっち聴けってぐらい。


アコギの響きも良い感じで、
そこからのサビまでの盛り上がりも良い。

<ない ない 何も無い>のサビ部分がかなり耳に残る。
サビが耳に残る、というポップスとしての役割を果たしている。










ところで木村カエラは「sakusaku」に出てたあたりが最高だと思うんだ。

毎日のごとく見てたし。

いや、今回のシングルと関係ない話だけどね。