凄く身近にあるかのような魅力
- アーティスト: たむらぱん
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: CD
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たむらぱんは田村歩美のソロプロジェクト。
彼女は作詞・作曲・アレンジはもちろん、ジャケットやウェブページのアートワークまで手掛けるマルチアーティストだ。
有名どころだと、ガムのFit'sのCM曲(佐々木希と佐藤健が踊るやつ)を唄っている。
その他にも王様のブランチ、ピラメキーノなどなど様々なところで楽曲が使われている。
ちなみに前作のシングルでは、ドラマ「もやしもん」のテーマ曲を担当している。
特徴は、ふんわりとした温かみのある歌声と、様々な角度で現実を見据えた歌詞のギャップ。
時にはちょっとダークな一面もみせるし、もちろん温かみのある部分も多く存在する。
今作はたむらぱんの6thシングル。
01. 「ラフ」:TBS系テレビ全国ネット「世界・ふしぎ発見!」エンディングテーマ
02. 「ズンダ」:tvk「sakusaku」オープニングテーマ
が両方素晴らしい曲だ。
前者は、
幻想的な雰囲気を持つ。
そう考えると、ふしぎ発見にはピッタリかもしれない。
「ラフ=おおまかに」考えるというコンセプトは、彼女の曲に共通するそんなに頑張らなくてもいいんだよという大きなところで一致している。
また、肩の力を抜く、というメッセージが何度も繰り返される<ラフ>に現れている。
後者は、
一歩一歩踏みしめて歩くという意味での「ズンダ」。
<今日は一年前の君とは違っているんだ>というサビの一節が示すように、
歩いていく人への応援歌のような仕上がりで、まさに晴れた空の下、歩いている時に聴きたい曲。
サビの最後のためいきや叫びがコミカルだが、非常に胸に響いてくる。
個人的にはtvkの「sakusaku」で流れ始めていた時から非常に気になっていた。
比較的ゆったりとしたバンドサウンドにキーボード(ピアノ)が絡んでくる様は、彼女の真骨頂であると同時に、今までの曲にはなかったこちらをグイグイと引き込む推進力を持っている。
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