驚きのポップさと清々しさ
河野マリナは、
佐咲紗花、HIMEKA、喜多 修平などを輩出した
全日本アニソングランプリの第4回(応募総数10189組)優勝者。
今作がデビュー曲となる。
というわけで、実力は折り紙つき。
そしてなんといっても今作の注目すべき点は、
神前暁が作曲をしている点。
『鉄拳』シリーズ、『ことばのパズル もじぴったん』などゲーム音楽をはじめ、
アニソンの有名どころでは
「God knows...」、「もってけ!セーラーふく」や化物語のOP(なんと5人全て!)などの歌に加え、BGMも手掛けてきた。
神前暁が手掛けてきた楽曲を見ると、アニソンに、音楽に衝撃をもたらしたレベルのものも多い。一石を投じるような作品を提供してきたわけだ。先に述べた2作はその典型。
私自身も「God knows...」をはじめて聴いたときは、キャラソン舐めててすいませんでしたと思わず心の中で謝ってしまったほどだ。
さらに、化物語のOP5曲はどれもテーマが違っていて面白すぎる。
J−POP風、テクノ風、J−ROCK風、パンク風、ラップ風など同じ作曲家がつくったものとは到底思えないクオリティだった。
彼の楽曲の魅力は、どんなジャンルをも飛び越える力強さをみせる変幻自在さだろう。
今作でもその魅力は十二分に表現されている。
いきなりイントロから爽やかポップ。
ベースの音も表に出ていて、ギターはエレキとアコギが素晴らしいアンサンブルをみせる。「まとまった」曲だ。
アニソンという狭い枠ではなく、ポップスの粋。
つまり音楽のメインストリームに堂々と横たわることの出来る音楽へと軽々と昇華してしまっている。
ううむ。脱帽です。
下のアニメ版から聴いてみてください。
ホントはフルバージョンのギターソロも最高なので、フルを是非聴いてほしいんですけどね。
90秒バージョンはこちら↓
http://www.youtube.com/watch?v=HHHUDJiXfdk
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