砂男・東京/THEラブ人間

とことんリアルな人間愛

砂男/東京

砂男/東京







金田康平(Vo)、谷崎航大(Violin)、おかもとえみ(B)、服部ケンジ(Dr)、ツネ・モリサワ(Key)による5人組バンド。

2010年には「SUMMERSONIC」への出演権を賭けたオーディション企画を勝ち抜き、見事出場。2010年にはなんと230本のライブに参加。



















今作は、初全国流通盤の2曲入り500円シングルだ。手に取りやすい価格だったので、視聴後そのまま購入。








彼らの音楽の特徴は、
日々の生活や恋愛をリアルに描いた歌詞。

そして、その歌詞を情熱的に歌い上げる。
それは語らいの様でもあり、宣言の様でもある。


私が視聴したとき、一番ビビッときたのはその歌い上げ方だった。カッコつけてるというよりも、人に懸命に伝えようとしている感覚が頭に強烈な印象として残った。























1曲目の「砂男」は、
イントロのヴァイオリンが印象的な語りかけるようなナンバー。

リアルな生活を綴った詞が、「生」を実感させてくれる。



詞の多さと語らい方は、ある意味The mirrazの「ハッピーアイスクリーム」を想起させる。
さらにラストサビの感情の入れ方も素晴らしい。


情熱的というか泥臭い感じに、キーボードやヴァイオリンといったいわゆるキレイ感を出せる楽器がいいアクセントとなっている。





名曲、砂男はコチラから↓
http://www.youtube.com/watch?v=kdBI1DF-2Po












2曲目、「東京」は約7分の壮大なナンバー。

東京を題材に歌い上げる、この曲は砂男よりもソリッドな印象を受ける前半、突然間の抜けた感があり、ある意味ラップ調な中盤、壮大さをより増して畳み掛ける後半で構成される。


とにかく感動的。そう、感動的。










今ドキこんな情感たっぷりな感じは珍しい。
まさにグッとさせられる音楽だ。

これは、8月にはメジャーデビューするという彼らに更なる期待がかかる。