豪快で繊細、恐るべき新星現る。
- アーティスト: 小林太郎
- 出版社/メーカー: Driftwood Record
- 発売日: 2010/04/14
- メディア: CD
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小林太郎は現在20歳のソロアーティストだ。
今作が1stアルバムとなるのだが、凄まじい。
最初に聴いたときは荒削り、という印象を受けるのだが、
次に聴くと「あれ?」という感覚に襲われる。完成度が、バランスが良いのだ。
今作において、彼の曲は大きく二つに分かれる。
ミッシェル・ガン・エレファントを思わせる潰れた様なボイスを響かせる骨太ロックナンバーと、一転して繊細な歌声で丁寧に歌い上げるナンバーだ。
それらの「音」は愚直でまっすぐな歌詞と相まって絶妙なバランスをとっている。
オススメは
1,3,6
1.ではいきなり轟音ロックから始まる。
すごく音が「厚い」印象を受け、何度も言うように骨太な音が形成されている。
3.はドラマ「警部補 矢部謙三(TRICKスピンオフ)」の主題歌にも抜擢されたナンバー。
このナンバーは繊細な歌声で歌い上げるタイプ。
ドラマティックな展開が耳に響いてくる。アルバムで一番心に訴えかけてくるナンバーなのではないだろうか?
個人的に最も良いと思うのは6.
曲のはじまりこそ比較的静かな立ち上がりをみせるが、サビ前から段々と盛り上がり、サビではガツガツのロックナンバーへと変容する。
だが、この曲は上記のように様々な顔をみせて、こちらを楽しませてくれるのだが、その静と動のバランスが非常に心地よさを演出してくれる。
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1. ドラグスタ
2. 安田さん
3. 美紗子ちゃん
4. SAKURA CITY
5. 蛇烙
6. ソフィー
7. スノーダンス