「エモーション」よりも「激情」という言葉が似合う
- アーティスト: 鴉
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2010/11/03
- メディア: CD
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秋田出身のスリーピースバンド、鴉(からす)四枚目のシングル。
2ndシングル「風のメロディ」でこのバンドを知り、
最初このバンドの名前を見たときは、ビジュアル系バンドかな?
と思っていた。
しかし、実際は直情系の無骨なロックバンドだった。
(ただしカラスというビジュアル系バンドはいる(笑))
特徴は、
非常にエモーショナルで力強い歌声と音楽。
歌謡ロック気味ではあるが、
ビジュアル系の持つストレートでベタなロックさと
英語詞ばっかり歌うパンクバンドのような勢いを併せ持っている。
そのため短くて、疾走感溢れるナンバーが多い。
刹那的に生きているかのような、「生き急ぐ」曲だ。
なので、ロック好きな人にはけっこう幅広くオススメできる。
個人的には
日本語であるのもポイント。
DOESみたいなもんだろうか。どこか「芯」がある。
この表題曲は、社会派漫画「闇金ウシジマくん」の実写版ドラマ主題歌に大抜擢された、
(現在、深夜帯に放映されているもの)
誰もが経験した現実と理想のギャップに悩む心情をエイトビートで展開する楽曲。
ゆえに現代社会の闇を真正面から捉え、人間の暗部と「闇の先にある光」を描いたドラマとピッタリとマッチしている。
出だしは笑えるくらい古臭さがあるけど、
そこがとてつもなくいい。
ベタベタなものをここまで真に迫るような楽曲として送り出せるのが鴉らしさか。
このリンクから是非聴いてみて↓
ここから視聴してください。
3曲目の
「この夜、彷徨い続け」も個人的にはオススメ。
横山健とかdustboxとかがよくやる
ベタベタな疾走ナンバーだけど、
声を全て絞り上げるような「嗚呼」という歌詞が耳に残る。
やっぱり日本語の方が馴染むなあ。って感じ。