生活の中に溶け込む「音楽」になる
- アーティスト: D.W.ニコルズ
- 出版社/メーカー: binyl records
- 発売日: 2011/01/26
- メディア: CD
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D.W.ニコルズは、男女2人ずつによる4人組バンド。
バンド名は「自然を愛する」という理由から、C.W.ニコルの名前をもじっている(本人公認)。
特徴は、爽やかなサウンドと温かみのあるボーカル。
日常のハッピーに溢れているかのような印象を受ける。
それでいて、たまにくる感情たっぷりの印象を受ける歌でも、しっかりとある種の「重さ」を持っているから驚きだ。
楽曲の雰囲気は、UKロックが一番近いか。
2ndアルバムの今作は、
ミディアムテンポが中心のアルバム。
前述の通り、全体的に柔らかい雰囲気の楽曲が多く、
陽だまりのなかを歩いているような幸福感に包まれる。
それぞれの楽曲が生活に非常に近いところにあるような楽曲で、
親近感に似た感情を覚える。
そういった感情を覚えるからだろうか、このアルバムは非常に生活の流れの中にスルリと入り込んでくる。まるでこの楽曲自身がその生活行動の一部のように。
街中を表すフレーズも多く見られ、より私達とこのアルバムを結びつける要素を強くしている。
オススメは、
2,3,4,10
2.
一見すると爽やかサビがメインの曲だが、ダンサブルなイントロ部分も聴き逃せない。
アルバムで何度も垣間見える日常風景、街中が一番濃く出た楽曲ではないか。
アルバムのテーマ曲ということもあり、個人的にアルバムのハイライト。
「あの街この街」は以下のリンクからどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=dcDMlYvv8gA
3.
この曲は、先行してシングルが出されていたナンバー。
<哀しみは乗り越えていくぜ 一秒でもはやく>という力強いサビの表すとおり、成長への一歩を示しているような曲。
今作も、街中を想起させる歌詞があり、やはりテーマ性の高さを思い知らされる。
「一秒でもはやく」は以下のリンクから
http://www.youtube.com/watch?v=jco2Y586JzQ
10.は一番攻撃的なサウンドをきかせてくれる。
ギターのカッティングなどリズム的に心地よいところが特徴だが、
ここまでアルバムをすすめてきてここで「こういう曲もつくれるのか」という印象を与える。
柔らかいだけじゃなくて、
エッジもあるじゃん。と。
次回作以降の飛躍に期待させる終盤の1曲。
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1. バンドマンのうた
2. あの街この街
3. 一秒でもはやく
4. チャールストンのグッドライフ
5. 風の駅
6. 大船
7. HAVE A NICE DAY!
8. 2つの言葉
9. レム
10. Ah! Ah! Ah!
11. beautiful sunset