コンクリート下の水母について/エリーニョ

ふわり、ゆらり、まどろむ音楽

コンクリート下の水母について 真空パック水母パッケージ盤

コンクリート下の水母について 真空パック水母パッケージ盤





2月中旬、所用でふとタワレコに出かけたところ非常に奇異なCDを発見し、思わずおおっ?となりました。



それは、上の商品紹介にもあるように「真空パック」パッケージのCD。
ほんとうにぴっちりとパッケージされていて、しかも値段がCDケースに入ったもの(2222 円)の半額1111円。






音楽を聴いてほしいというコンセプトのもとで、盤だけで売るという心意気に感動したのと、

そして、視聴したところ中々ハマったので購入!
(このタイプの音楽は中々聴かないんだけど)















ちなみに
エリーニョは、

'04年よりピアノボーカルとしてバンド活動を開始。'09年にソロユニット『エリーニョ&The Sweetest friends』をスタートし、10月に1st album『ヒヨコと猫の鳴いた、ココにある日常的。』をリリース。
韓国でライブを行うなど、活動範囲を広めている。

というプロフィールとの事。









やわらかい音楽性と歌声が特徴的で、特に透明感のある歌声が印象深い。


分かりやすく例えれば、スローテンポな曲のときのYUKIELTか。ひっじょーに聴きやすい。




ゆらゆらと揺れている様な音楽性は、良い意味で流して聴ける曲。つまりは、朝流しっぱなしにしていても違和感のないような曲。

ジャズだったり、シューゲイザーだったり、フュージョンだったりするのだが、ポップさを有していてどれとも言えない感じが良い。

















今作は、
「コンクリート下の水母について」というタイトルどおり全体として浮遊感漂うアルバムになっている。



1.
「水上呼吸」は、まさにその代表か。

ゆったりとしながらも、力強いリズム帯と幻想的なギターの響き、そして歌声が一体となっている。

シューゲイザーっぽいのかな?




ここから聴いてみて↓

http://www.youtube.com/watch?v=53kSCbIuN0g











そして、個人的にハイライトだった曲は
2.「透明なアルコールとサイダー」だ。

リズムのノリとしては1.に近いものがあるがギターのイントロなど、ギターが強くなっている印象。

しかもサビもコチラのほうがポップ。


ポップさに関して言えば、多分万人に受けるであろう良曲だ。







3.ピクニックも1.と同様のイメージを持つが、ストリングスなど音の多彩さに関してはこちらのほうが上でどちらかというとキラキラとした仕上がり。

http://www.youtube.com/watch?v=ElDY9WWQyVk






6.のジャズっぽさ全開のイントロや8.のようにデジタル感を織り交ぜたスローテンポの曲なども非常に楽しめる。


癒し系を求める方にオススメの一枚です。







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1. 水上呼吸

2. 透明なアルコールとサイダー

3. 映る

4. ピクニック

5. free

6. 隙間の嘘

7. 小さい大人

8. シロトアサ

9. パノプティコン

10. jellyfish