underdrawing for three forms of unhappiness at the state of existence/死んだ僕の彼女

”死”でもシューゲイザーでもあるのに、ポップ

underdrawing for three forms of unhappiness at the state of existence

underdrawing for three forms of unhappiness at the state of existence




「死んだ僕の彼女」は、男女混合の5人編成で活動中のノイズポップシューゲイザーバンド。
ちなみに男女ツインボーカル

約2年ぶりとなる2ndミニアルバムとして、今作をリリースした。











ジャンルは、ノイズポップ・シューゲイザー

ノイズやディストーションのきいたサウンドが特徴的で、まさしくシューゲイザーサウンド
ボーカルもなんだか消え入りそうな声でいる。

さらにそこにバンド名が示す通りの歌詞が流れ込んでくるのだから、それはそれはおどろおどろしい。
というか”死んだ”のは”彼”なのか”彼女”なのか?





…筈なのだが、このバンドのサウンドは、なんとポップ。
聴いてもガクンと気持ちが下がるわけではない、むしろすがすがしくなることもあるくらいポップだ。

聴きやすいので、「シューゲイザー?マニアックで聴きにくそう…」という方にもお勧めできる。









その効果は、歌詞の内容がリアル過ぎないところとサウンドにあるのではないか。

歌詞が陰鬱な死を扱うものであっても、どこかリアリティに欠ける。
サウンドシューゲイザーの重さがあるのに、軽い。(この言い方は一見すると矛盾しているが)

シンセの音をポップに挟み込んできているのが大きな効果を出しているのだろうと
個人的には感じた。















5.桜花のドラムを和太鼓のようにして、雅楽の伝統音楽のように仕上げてあるのには、驚嘆。
パッと聴いただけですごいと思わせるアイディアに、このバンドの底知れ無さを感じた。





kills my ghost in your memory.↓
http://www.youtube.com/watch?v=siiVdziEk7M






様々な引き出しから、更なる可能性を感じさせる「死んだ僕の彼女」。要注目のバンド。



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1. conception for three forms of unhappiness at the state of existence

2. scyscraper kills my ghost in your memory.

3. ヴァンデミエールの頭

4. nasty mayer's daughter

5. 桜花

6. aki no hachiouji