Letters to U/LiSA - ひょうろんにっき（仮）

旅立つ”君”へ送る歌

LiSAは、テレビアニメ『Angel Beats!』の作中バンド「Girls Dead Monster」の2代目ボーカル・ユイ役の歌い手（アニメパートの声優を担当したのは喜多村英梨）。

彼女は、昨年のGirls Dead Monsterの活動終了後、今作でソロデビューを果たした。

ちなみに、
前回のGirls Dead Monster時代のアルバム「Keep The Beats!」のレビューはこちらです。↓
http://d.hatena.ne.jp/chairmanzx/20100914/1284487660

前作まではアニメのコンセプトの下、ガールズバンドの感じでやっていたLiSAだが、今作はまさかのタイアップ無し。

てっきりノイタミナ枠あたりで主題歌起用されると思っていたのでびっくりだ。

それはそれとして、コンセプトは若干違えど、今回も前回までと同様にロックチューンを披露してくれている。
前回までの曲に惹かれていた人も、初めて聴く人も
アップテンポなJ-ロックが好きならまあいけるだろう。

今回は春らしく、旅立とうとする人へ送る応援歌のような曲も多い、

それは、今作から再出発する彼女自身にもあてはまるのかもしれない。
作詞が全部LiSA自身ということも関係しているのかも。

本アルバムの特徴は、
楽曲提供アーティストがなかなか面白いところからとっているという点。

岸田教団、wowaka、ハチ、TaNaBaTaといった同人音楽を中心に活動中のクリエイター陣に加え、UNISON SQUARE GARDENやらアンティック-珈琲店-といった本格派のバンドも作曲に加わっている。

オススメは１，３，７

１．のBelieve in myselfは、LiSA自身の作詞作曲で
上記のアルバムコンセプトを最も満たしている曲だ。

３．の「永遠」が個人的にはこのアルバムのハイライト。
ハイスピードで、ギターソロも気持ち良い。

岸田教団 & THE 明星ロケッツが提供の曲で、
まあHIGH SCHOOL OF THE DEADのOPを聴いたことがある方なら序盤で同じ作曲者と気付くような感じ。

５．
wowaka提供のこの曲は、完全に初音ミクの「ワールドエンド・ダンスホール」だ。

作曲者は知らなかったのだが、後に調べたら同一人物と判明。
こういう曲調ならやっぱりボカロに歌わせたほうが良いのでは？

という気がしないでもない。

主観的にはLiSAはこの手のデジタルなものより、もっと生のロックしい感じがあってると感じます。

そして、

ううむ…

イントロが一致したか。まあパクリとかバカみたいなことは言いませんが。
このイントロ被りでこの曲を全然聴かなくなったことも確かです（笑）

７．
本アルバム唯一のスローテンポな曲。

これだけは提供者が全く予想外だった。まさかアンティック-珈琲店-とは…

ともあれ途中のシャウトなど非常に力強くアルバムを締めてくれる曲なので是非オススメしたい。

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1.　Belive in myself

2.　ミライカゼ

3.　永遠

4.　エスケープゲーム

5.　覚醒屋

6. 妄想コントローラー

7.　無色透明