Famous First Words/Viva Brother

「王道中の王道」 まごうことなきポップ

フェイマス・ファースト・ワーズ

フェイマス・ファースト・ワーズ






Viva Brotherは4人組のイギリスのロックバンド。


確かな実力でデビューアルバムの発売前から人気を博し、自身の楽曲やパフォーマンスに対するビッグマウスや訴訟を受けての改名騒動、元OASISリアム・ギャラガーと舌戦を繰り広げたりと話題に事欠かない。















Brotherという名前がオーストラリアのバンドと被ってしまったせいで、改名したわけだが、この改名後の名前の間の抜けた感じといったら(笑)
だが、彼らは「ライヴ後、ファンがよくそうやって叫んでいるのを聞いてこれに決めた」と言う。そういった豪快さもなんだか大物の雰囲気を感じさせる。




いくつか彼らのインタビューなどをみたが、そこからは単に「生意気な若者」、というよりも「夢見るロック少年」というイメージが感じられる。音楽しか出来ないから今、ここで掻き鳴らす。そんな想いがひしひしと伝わってくるようだ。



















さて、アルバムに話を移すと、
このアルバムはまさにUKロックの王道だ。




OASISやブラーを想起させるサウンド、そして歌。
それはまさにポップのど真ん中を行くことに他ならない。

だがこれほどまでにドンとど真ん中でやられてしまうとぐうの音も出ない。

彼らが「全ての曲をシングルカットできる」と言うように、確かにどれも優れていて、聴き易い。だがゆえに若干の乱雑さも覚える。どれも同じようでもあるし、どれもバラバラでもある。ここから更に進化していけるかにも注目だ。




変に気取るわけでもなく、とにかくこの音楽で自分達を表現したいという真っ直ぐさ。
王道を鳴らすことに、抵抗無くいけるのは間違いなく大物の証か!?




























特にオススメは、
2,3,5,6










2.「Still Here」はボーカルとコーラスの絡みが何とも美しい。
それでいて勢いも充分。強さとしなやかさを併せ持った曲に仕上がっている。

サビの破壊力があるところもポップさを強調する。


still hereはコチラ↓
http://www.youtube.com/watch?v=HSwTK01OhCQ












3.「David」は、サビにおけるギターの技巧派っぷりが気持ちいい。
イントロのギターもまさにポップなロックで聴き易さ全開だ。

David↓
http://www.youtube.com/watch?v=-N3LNIojnUE













5.「Electric Daydream」が今作の中で一番のお気に入りだ。

まんまOASISだけど、切れ味の良いサウンドとサビでの高音が混じりあって相乗効果を生み出している。



Electric Daydream
http://www.youtube.com/watch?v=lj-8CAyKXgA











6.はボーカルとコーラスが別々であったり、ハモったりと「歌」としての要素が大きい。だがしっかりギターソロなどの見せ場が用意され、バンドサウンド(UKロックサウンド)のカッコよさを保つ。



Darling Buds Of May
http://www.youtube.com/watch?v=WXQOfXkLY_s











ある種のつまらなさもこのアルバムには存在する。
だが、「間違いない」ということも事実。



圧倒的なポップに酔いしれてみるのも良いのではないだろうか?





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1. New Year's Day

2. Sill Here

3. David

4. High Streer Low Lives

5. Electric Daydream

6. Dariling Buds Of May

7. Otherside

8. Fly By Nights

9. False Alarm

10. Time Machine