シーンで無二の個性を掴めるか
- アーティスト: 家入レオ,西尾芳彦
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2012/02/15
- メディア: CD
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家入レオは、現役女子高生シンガーソングライター。
今作がメジャーデビュー作品で、いきなりのアニメ「トリコ」EDでのタイアップ。
さらには昨年12月の代々木競技場第一体育館にて行なわれた<MUSIC FOR ALL ALL FOR ONE>に出演し、
1万人の前でのライヴデビューを果たした。
ガンガン推されているアーティスト。
まだ新人のため、その音楽性についてはよくはわからないが、
今作に関しては力強いシンプルなロックサウンドだといえる。
音楽は、上木彩矢とかがイメージとしては近いかもしれない。
本当の愛を求める架空の登場人物=サブリナ”の切ない思いが描かれた楽曲。
若さゆえの孤独さとそれに対して戦いを挑むような潔さはYUIを彷彿ともさせる。
<町中の嘘に傷つけられても><今夜も空虚な気持ちを抱えて落ちてく><朽ちてく果実>
サウンドにもその攻撃性が反映され、「爽やかな若さのポップ」ではなく、
「自分と向き合うポップ」さとなっている。
だが、この楽曲の本懐はサビのキャッチーさにある。
<サブリナ パッパッパッ パラ〜>というサビの破壊力は半端ではない。
頭に残るうえ、それが何度も反芻される。
そして覚えてしまう。
ポップソングとしては、最高の仕掛けだ。
サブリナ(short ver.)↓
http://www.youtube.com/watch?v=6o4QmEH8iis
まだ楽曲に彼女自身のカラーや個性は完全には見えていない。
YUIなどとしばしば比較されてしまうのはそのためだろう。
今後シーンの担い手となれるかは、今年の活躍次第だ。
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1. サブリナ
2. ripe