理想的なボクの世界/plenty

「世界」を綴る。時には子供のように、時には大人のように。

理想的なボクの世界

理想的なボクの世界

plentyはスリーピースバンド。
比喩的表現を巧みに用いる歌詞と透明な歌声を特徴とする。



今作における彼らの歌の歌詞は、
基本的に世界への「矛盾」と自分自身への「矛盾」を追求している。

ひたすらに「純粋」な追求は時にナイフのような鋭さも併せ持つ。

そして矛盾から如何に変わっていくかも追求する。













歌詞は、1番では一般論、2番ではすごく身近な話に変化するといった具合にブレる。


内容も、はじめは抽象的にまとめながら世界への矛盾を歌い、
続いては自分個人に対する矛盾へと繋ぐ。


つまり、ここではブレでは無く、世界と自分を繋ぐ作業をおこなっているのだろう。



その作業の中では、大人のように抽象的概念もあれば、子供のように我が儘な言い分もありえる。世界の中で、自分の中の「大人」と「子供」が戦っている。
















オススメ曲は
2,4,5,8。

2は、自分の「青さ」に気付いてしまった少年を描く。
サビ部分の<こわくて。こわくてさ。青さを...青さを否定して。 あーあ(シャウト部分)。>

という少年の叫びは、突き刺さってくるかのようだ。


4は、言い訳をするかのような歌い方、我が儘を言う歌詞が印象的。


5では、plenty自身がそれ以上でも以下でもない「言葉」を残すことを激しく歌う。

憶測や解釈は意味ないとも歌われてるんでこれ以上は書きません。


だが、決意表明だということは間違いない。




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1. 明日から王様

2. 少年

3. からっぽ

4. はずれた天気予報

5.

6. その叙情に

7. 匿名

8. 大人がいないのは明日まで