スキャンダルなんてブッ飛ばせ/SCANDAL - ひょうろんにっき（仮）

「攻め」の楽曲。しかし…？

SCANDALは4人組ガールズバンド。

メジャーデビュー時から注目され、BREACHや鋼の錬金術師などのアニメタイアップや多くのCMタイアップを受けて世間に周知されるバンドとなった。

PVでも、TV番組でも踊るように演奏する（ように見える）

特徴はキレの良い歌詞と、シンプルでわかりやすいロック。

個人的にはデビュー時から注目してシングル曲「は」毎回聴いている。

今作はなんと阿木燿子・宇崎竜童夫妻による（作詞・作曲）書き下ろし。

また、このコンビは山口百恵全盛期を支えた二人。

つまりこの曲は80年代の懐かしさを非常に意識して作られた楽曲。

実際に聴いてみると非常に歌詞から挑戦的な内容だ。

スキャンダルなんてぶっ飛ばしてやるという強気な発言をする男も結局はチキン的な。

とりあえず昔の（80年代）ロックの歌詞の変則さが満載。

音楽自体もどこか懐かしい。

ずっとリズムが早く、全部がサビのようにも思える曲。

だがイントロからノリはよく、当然今までのSCANDALには無い空気感も醸し出しているので中々面白い楽曲だと思う。

だが、個人的には売り方が気に食わない。

初回限定盤A,B,CにそれぞれちがうPVのような映像を入れ、ファンに買わせるという戦略はまるでアイドルがする戦略ではないか。

事実、売り上げ枚数は3倍近いらしい。

まあ作詞作曲をアイドルに提供していた方々に依頼した時点でこの方向性は決まっていたのだろうが…

これから彼女らがアイドルなのか、バンドなのかどう売っていくのかが気になるところだ。