The Party/Ken

更なる洗練 そして収束へ向かう

The Party(DVD付)

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KenはL'Arc〜en〜Cielのギタリスト。

今現在ラルクはそれぞれがソロ活動をしており、来年再始動することが予告されている。



そんな中リリースされたのがこのミニアルバム。

Kenはこれまでにもソロ名義で1枚のフルアルバム、2枚のシングルを出している。
















はじめてソロになったときのサウンドは、ギタリストということもあり、ギターをゴリゴリに押し出したロックだった。比較的ラルクでは細めのイメージの音が多いので、意外であった。



サウンドのイメージとしてはラルクのアルバム、「SMILE」あたりか。
このアルバムはラルクの中でもかなり異例で、ほぼ全ての曲が非常にロックバンド臭ただようものになっている。(普段のアルバムであれば数曲はビジュアル的・もしくは幻想的な曲がある)






実はHydeもソロ(VAMPS)では、けっこうゴリゴリのロックサウンドを解放している。

意外と彼らは個人個人でガチロックがやりたいのではないかとも思える。















それはそうとして、今作でKenはさらに「自分の曲」を洗練させてきた。

1.の哀愁漂うサウンド、4.のシンプルなロック。

ほかにも幻想的なサウンドもある。




意外とラルクの「REAL」に近いというのが正直な感想だ。

また、Partyというアルバム名どおり、様々な曲調がパーティの如く入り乱れているイメージもあるのだろう。










シングル2枚の差異があまりなかっためにどうなるかと勝手に心配していたが、その杞憂がいかに愚かだったかを知る。やはりラルクで最も多くの曲を書いている男だけあって、アレンジも様々だ。

シングル2枚はむしろ、Kenというソロでのイメージの模索段階で、今作がその完成へと一歩近づいたものであるのではないだろうか。




ラルクが再び集結し、個々の成長が1つのバンドへと収束したときに一体どんなサウンドへ行くのか。来年が楽しみでならない。







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1.solitary stroll

2.Blow

3.Down

4.Stray

5.T.R.I.T.P.