Hurley/Weezer

根底は「変わらない」という進化

Hurley

Hurley


最初に言っておきます。
私は洋楽歴浅いです。

Weezerを聴くようになったきっかけもアジカンとELLEのボーカルが好きだから・影響を受けたから、という理由で。

また、洋楽はアーティストではなく、店で視聴して良かったor映画主題歌で良かったものを基本的に聴いています。










でもWeezerは非常に聴きやすかった。

もちろん00年代邦ロックバンドのひとつの源流ということもあり、似ている点があるだろうからけれども、なによりもその切ない「泣きメロ」に惹きつけられた。



取りあえず曲としては「Buddy Holly」が一番好き。
















今作は7thアルバム。

私自身が聴いたことがあるのは300万枚を超す大ヒット作の1stのみ。


今作は、音的には1stに近いものだと思う。漂う雰囲気が生々しい。

スタンスはけっこう軽めになっていて、曲の後にメンバーの話し声が入ったりとリラックスしている雰囲気だ。

ただ、1作目と違うのは飽きないこと。













個人的に洋楽が苦手なのは、同じようなテンポ・ミドルテンポの曲が多く、
緩急に欠けるというところ。

1stに関しては、若干その気があって、好きな数曲以外はほとんど聴かなかった。



しかし今作は通して聴けるほどバランスがよく、35分ほどでコンパクトながら濃密だ。

アレンジの多彩さもやはり、1stとは比べ物にならない。(そんなことは当たり前だが)














オススメは
1,4,5,7,8



シングルだという1.は徐々に音がフィードオンしていき、
エレキギターサウンド主体のアップテンポなナンバーが始まる。


サビではアジカン6thアルバムのマイクロフォンのようなシンセ音が鳴り響く。


このナンバーのハイライトは、大サビ前のシャウトだ。
感情剥き出しの盛り上がりが心地よい。非常にダンサブル。









4.はアコギ?で静かな立ち上がり、かと思いきや最終的にはお得意の美メロに持っていく。その静と動の変化が見事。


5.は序盤だけ聴いただけでは、普段のWeezerの曲だ。
だが、特徴は突然訪れる転調。

お前らはGreendayかと突っ込みたくなる転調。そしてまた元に戻る。


7.は今作でも最も綺麗な歌だと思う。










多くのアーティストに支持される理由がなんとなくわかるようなアルバムだ。
そういう力を持っている。



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1. MEMORIES

2. Ruling Me?

3. Trainwrecks

4. Unspoken

5. Where's My Sex?

6. Run Away

7. Hang On

8. Smart Girls

9. Brave New World

10. Time Flies