Keep on smashing blue,/LAST ALLIANCE

サウンドは、ひたすらに疾走する

Keep on smashing blue,(初回限定盤)(DVD付)

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LAST ALLIANCE(以下、ラスアラ)は、基本的な4人組編成のバンド。





その特徴は、

メタル要素も入った疾走感に溢れるロックナンバー(エモコアともいえるのかな?)とメッセージ性のある歌詞。

ツインボーカルによる言葉の交差が面白い。




さらに曲調がものすごくメロディアスで、ドラマティックにこだわっている。

このバンドが個人的に激しくオススメなのは、そのメロディアスさ。

ここまでギターのリフだったり、メロディーにこだわるかと。

それが高速で耳に叩き込まれてくるのだから、たまらない。


恐らくランニングしている時に聴くと、走る速度も自然と上がるに違いない。







彼らが比較的有名になったのは、「疾走」:日本テレビ系アニメ『桜蘭高校ホスト部』エンディングテーマ 、「片膝の汚れ」:日本テレビ系アニメ『RD 潜脳調査室』エンディングテーマ、「HEKIREKI」:日本テレビ系アニメ『はじめの一歩 New Challenger』オープニングテーマ 。

の三つのテーマソング。







どの曲も疾走感に溢れる曲で、さらにもともとメッセージ性が強いアーティストなのでアニメとのハマリ度合いもけっこうよかった。

自分がはじめてこのバンドを知ったのは、「片膝の汚れ」だが、EDとは思えないOPのような凄まじいスピード感に「何だこのバンド!?」と驚きを覚えたものだ。


今後のタイアップも期待できるバンドだ。(レーベルがvapなので日テレの深夜アニメにしか登場できないけど)










では、今回の6th(ミニ含む)アルバムはどうだろうか。




彼らの特徴である、美メロと混ざり合う日本語詩の世界観。


それが前作では英語詩ということで、非常にがっかりしたのだが、

今作はきちんと日本語に戻っている。(一部英語詩)

今作は以上の点でこのまま英語で突っ走ったらどうしようという不安が消えただけで相当の安心感をもたらしたアルバムだった。

(英語はELLEの細見みたいにネイティブクラスのを知っているため、中途半端な英語詩は不恰好に見える)





















オススメは
1,2,5,11,12,13.



1,2はお得意のメロディアスな疾走ナンバー。

あらゆる意味で「コレがラスアラだ!」と断言できる。

むしろこの曲が厳しいと、ラスアラを聴くのは厳しいかも?



2.は<諸行無常の響き 盛者必衰の理>のあたりが歯切れ良くて面白い。





5.は
ラスアラお馴染みの感じでありながらも、時折織り交ぜる緩急が絶妙で、
素晴らしいコントラストを作り上げている。

メロ部分のどこか淡白なギターサウンドとサビの激しいギターサウンドの対比も見逃せない。




11〜13.の流れも秀逸だ。

11.は彼ららしいナンバー(この言葉使うの何回目だよ 笑)



注目したいのは12.。

タイトルも凄いが、

中身もなかなか変化球。

始まりは静かにアコギ風味なのだが、ひとたびエンジンがかかれば彼らの「疾走」がはじまる。

より一層のメロディアスさと叙情さがダサめでありながら、ギリギリのカッコ良さを維持している。






13.が唯一のタイアップ曲。

さすが、タイアップ曲。輝きはアルバムの中でも群を抜いている。

是非下のリンクから聴いてみてほしい。

視聴(youtube)はこちら






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1. BLUE LIGHTNING

2. Everything is evanescent

3. NE(W)ROTIC WORLD

4. LOSER

5. サードアイズシンジケート

6. 孤島のバスキア

7. TAKE OVER

8. Time Will Tell 〜dear youth〜

9. WING

10. ALLIANCE AIRLINES

11. あやつり

12. 願イ型紋白蝶ガ宙ヲ舞ウ

13. HEKIREKI

14. Looking for the rainy sky

15. タイムカプセル