浮遊ギミック/SAKANAMON

SAKANAMONワールドへようこそ

浮遊ギミック

浮遊ギミック





SAKANAMONは、2007年結成の3人組バンド。
今作が1stミニアルバムとなり、タワーレコードでの推薦盤「タワレコメン」にも選出された。




ジャケットや1.ミュージックプランクトンに出てるサカナみたいなやつはサカナモンというらしい。(最初はドラえもんぽかったが、最終的にこうなったとの説明あり(笑)

そういう不思議な世界観を持ち合わせるSAKANAMONは、サウンド面においてもなかなかの不思議な要素をみせる。















アルバムの最初はアルカラなどのように最近多い、ただ疾走系日本語歌詞重視ロックかと思うが、通して聴くとそうではないようだ。

詳しくは後述するが、聴けば聴くほど不思議になってくるほど多彩。






そして日本語歌詞もしっかりとしていて、単なるイロモノではないところをみせてくる。むしろ日本語のワード選択のセンスはかなり秀逸。

よくよく聴けばすごく身近な話なんだけれども、ワードセンスによって非常に真面目な曲にも聴こえてくる。(勿論真面目な曲も)
























オススメは、
1,2,4































1.ミュージックプランクトンは、3分弱の疾走系ナンバー。

アルバムの顔にふさわしく、しっかりとまとまっている印象をうける。だが、この曲だけでは彼らの魅力ははかれない気もする。


ミュージックプランクトンはコチラ↓
http://www.youtube.com/watch?v=rMIHFQjZTws












じゃあ何が彼らの魅力なのかと思えば、

2.SAKANAMON THE WORLDのようなものがあたるのではないか。

このナンバーは水中のような浮遊感漂うイントロから始まるナンバー。

非常に短い曲だが、メロディにも歌詞にも破壊力があって耳に残る。


SAKANAMON WORLD>とつぶやきたくなったらもうすでにワールドにはまっているはずだ。
さらに<友達いないから 宅飲みなんだけど 音楽で飲むから>
<4次元の権利の妨げには 道楽画者(ど(う)らえもん)がある>
などの歌詞が特に秀逸。


SAKANAMON THE WORLD
http://www.youtube.com/watch?v=_s3EdkwK20M











4.空想イマイマシーは、突然曲調が変わる。

まるでUNCHAINthe band apartのようなフュージョンも取り入れているような静けさを持った曲に変化する。何だかとても軽やかだ。



日常に合った苛立ちをここに当て込めたのだろうなと想像できるような歌詞。
曲名の空想イマイマシーが、<糞忌々しい>と歌詞ではなっている"言葉遊び"は聴いててグッときた。


自分の苛立ちを見事曲に昇華させているという点で、まさにアーティスト。










他の曲も、M78星雲、スキャットなど身近なワードが溢れている。

独自の歌詞世界観は今後も注目すべきバンドだということを思い知らせてくれる。





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1. ミュージックプランクトン

2. SAKANAMON THE WORLD

3. ハロ

4. 空想イマイマシー

5. 公然と秘密の創造ヌードル

6. 妄想DRIVER